■秋映(あきばえ) 9月下旬~10月上旬
長野県で「千秋」に「つがる」を交配させて生まれた比較的新しい品種で、シナノゴールド・シナノスイートと共に信州の「りんご3兄弟」と呼ばれています。
とても濃い濃厚な赤い色が大きな特徴で、比較的大きく、果肉は少し黄味を帯びていて、しっかりとした歯ごたえを感じるりんごです。香りが強く、果汁も多く、甘みに対して十分な酸味があり、甘酸っぱくてりんごらしい味わいの人気品種。ほとんどは長野県内で生産されているので、長野県でしか味わえないりんごです。
■シナノスイート 10月上旬~10月下旬
長野県で「ふじ」と「つがる」を交配させ生まれたこれも比較的新しい品種です。秋映(あきばえ)・シナノゴールド共に信州の「りんご3兄弟」と呼ばれています。
美しい赤色に縦じまが入り、果実も350g~400g程度と大きく、甘い香りとあふれんばかりの果汁、軽快な歯触りが魅力です。糖度は14~15%ほどですが酸味が少なく、「シナノスイート」と言われるように、その名の通りのとても甘いりんごとして人気が定着しています。
■シナノゴールド 10月中旬~11月上旬
長野県で「ゴールデンデリシャス」に「千秋」を交配させ生まれた比較的新しい品種で、秋映(あきばえ)・シナノスイートと共に信州の「りんご3兄弟」と呼ばれています。
完熟すると黄色がかったきれいな黄緑色になり、果汁も多くジューシーで、糖度は14~15%程ですが、しっかりとした酸味もあって、甘みと酸味のバランスがとれたとても濃厚な味わいのりんごです。最近ではヨーロッパでも栽培されています。
■ぐんま名月 10月中旬~11月上旬
「あかぎ」に「ふじ」を交配して群馬県で生まれたりんごです。黄色い肌に、日光が当たる所だけほんのりと赤く染まると言う美しい色合いが特徴です。
さわやかな甘さと適度な酸味で果汁も豊富、蜜も入り、最近になって人気が急上昇しています。
■サンふじ 11月中旬~
「国光」と「デリシャス」を交配して生まれた日本の品種ですが、今や世界で最も沢山作らている品種となりました。
きれいな赤い色が特徴で、香りが高く、歯触りも良く、果汁が豊富なうえ甘酸のバランスが最高で、特に「蜜入り」のふじは人気が高く、りんごと言えば「ふじ」と言われるほど。
保存性にも優れていて、長期間おいしさが持続します。>
近年、袋かけをしないで栽培された「ふじ」は特に「サンふじ」と呼ばれています。